赤くなったピーマンを見ると「変色しちゃったけど食べられる?」と不安になりますよね。
結論から言うと、赤くなったピーマンは食べられます!

むしろ我が家ではわざとピーマンを赤くすることもあります。
赤くなったピーマンは完熟した証拠であり、苦みも少なく食べやすい味です。市場にはあまり出回らないですが、腐っているわけではありません。むしろ赤ピーマンをおすすめしたいメリットさえあります。
通常のピーマンと赤ピーマンの違いをお伝えします。
赤くなったピーマンは食べられる

赤くなったピーマンは、完熟した証でおしいく食べられます。
スーパーで購入した緑色のピーマンも完熟手前で収穫されたものならば、冷蔵庫で追熟され赤く変色することがあります。赤くなる前にすこし黒ずんだ色に変色しますが、黒っぽいピーマンも食べられます。

栄養価も高いので赤くなって完熟したらラッキーだよ!
ピーマン特有の苦みやシャキシャキ感は少し減りますが甘みが出て食べやすくなります。完熟したことで栄養価もアップするので、いいことづくめです。
完熟するまでピーマンを育てると苗の元気を奪ってしまい生産量が落ちるので、スーパー等に出回ることは少ないですが、変色しかけているピーマンは積極的に買いたいおすすめの状態です。

野菜の見切り品コーナーにいることもあるけど傷んでいるわけではないよ!もったいないよね!
ピーマンが赤くなる原因

ピーマンが赤くなる原因は、収穫の遅れです。
一般的にピーマンは緑色のイメージですが、緑色は未熟なときに収穫した色です。ピーマンは完熟するにつれて、赤い色素が増えて赤ピーマンに変化します。
- 緑色→未熟なうちに収穫したピーマン
- 赤色→完熟したピーマン
通常は育てているピーマンの株に負担をかけないためにも未熟な緑色のときに収穫しますが、収穫が遅れると完熟に近づき赤色に変色してきます。


家庭菜園している家庭だとよく見かけます。我が家ではわざと赤くすることもあります。
小さいピーマンでも赤くなることもあるので、収穫のタイミングが難しく、たびたび赤くなることがあります。赤く変色したピーマンは収穫のタイミングを逃してしまっただけなので安心してください。
緑のピーマンと赤くなったピーマンの違い

緑のピーマンと赤くなったピーマンには、味・保存性・栄養価で違いがあります。
ピーマン特有の苦みや保存性が落ちてしまうデメリットはありますが、甘みや栄養価がアップするメリットもあるので、ぜひ参考にしてください。
味
赤くなったピーマンは、苦みが減り甘みが増します。緑のピーマン特有の青臭いにおいは、未熟な状態で収穫されていることが原因です。
完熟して赤くなったピーマンには青臭さがないので食べやすく、ピーマンが苦手な人でも食べやすいです。

ピーマン嫌いだったけど赤くなったピーマンから食べられるようになったよ!
保存性
赤くなったピーマンは完熟した状態なので、保存性はよくありません。
表面が柔らかくなったり、食感がシャキシャキ感がなくなってしまいます。緑のピーマンは冷蔵庫なら約3週間と保存性も高いですが、赤くなったピーマンはなるべく数日中には食べるようにしてください。
\ピーマンの腐敗しはじめの合図/
- しわしわになっている
- 種が変色している
- 汁が出ている
- 変なにおいがする
表面がしわしわで種の変色している程度ならば、まだ実の部分は食べられるので早めに食べましょう。
栄養
ビタミンC | 約2倍 |
β-カロテン | 約3倍 |
ビタミンE | 約5倍 |
カプサンチン | 赤くなったピーマンのみ発生 |
赤くなったピーマンは緑色のピーマンよりも栄養価がアップしています。
カロテノイドは緑ピーマンにはない栄養価で、体内でビタミンAに変化します。緑ピーマンでも栄養豊富な野菜のひとつなのに、数倍単位で栄養価がアップしているので、ぜひ捨てずに食べてください。
向いている料理
緑ピーマン | ピーマンの肉詰め、野菜いためなど |
赤ピーマン | マリネ、サラダなど |
緑ピーマンは苦みを活かした料理が向いていますが、赤ピーマンは素材を味わうような料理が向いています。赤くなったピーマンも野菜炒め等の彩りにも積極的に利用できます。
ピーマンのマリネやサラダなども苦みが少ない赤ピーマンは食べやすいので、お試しください。
赤くなったピーマンを手に入れる方法

赤くなったピーマンは、収穫量が落ちる原因や保存期間が悪くなるので、あまり市場に出回りません。
道の駅等では売っていることもありますが、あまり見かけることはありません。売っているときは「カラーピーマン」という名前で売られていることもあります。パプリカもカラーピーマンの一種で、サイズの大きさで名前が変わることが多いようです。

パプリカならスーパーでも売っているよ!少し実の厚みが違うけど代用できるよ。
赤くなったピーマンが気に入った人は、家庭菜園でピーマンを育てることがおすすめです。ときどき野菜の産直サイトなどでも販売していることもあるので、どうしても欲しい人はチェックしてください。
少し変色しはじめているピーマンなら追熟することもあるので、常温で何日か様子を見てください。
赤くなったピーマンは完熟の証拠で食べられる
赤くなったピーマンは、緑色のピーマンが完熟した証で食べられます。甘みが出て栄養価もアップするので傷まないうちに積極的に食べましょう。
家庭菜園をしている家庭ではよく見かける光景ですが、スーパー等ではあまり出回ることはありません。赤くなったピーマンが見つかったときはラッキーなので積極的に購入してください。
注意点として、保存期間が短い特徴があります。赤くなったピーマンはなるべく早めに食べるようにしましょう。
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