シュトーレンは高い？冷凍はできる？日持ちする理由や値段相場も紹介

クリスマス前の11月から12月になると店頭販売されるシュトーレン。シュトーレンの値段は1本2000円以上することも多く、「値段は高いけど何がいいんだろう」と疑問に思う人も少なくありません。

シュトーレンはドイツの伝統的なクリスマスまでの楽しみ方です。1度に食べきるわけではなく少しずつ食べていくので、たったの2000円で1か月近く楽しめ、コスパも悪くありません。

シュトーレンは日持ちも1か月以上と長いです。こんなに長く日持ちする理由や値段の高さの理由、また値段相場などもお伝えするので、参考にしてください。

シュトーレンの値段は高いが人気もある

一般的な大きさのシュトーレンは、1本あたり2000円以上と値段が高いです。小さめのサイズならば、1000円程度で売られていることもあります。

シュトーレンは通常のパンとは異なり、小さくてもずっしりした重さのあるパンです。クリスマス前の期間限定発売でイベント価格もありますが、安売りされていることはほとんどありません。

値段は高いシュトーレンですが、値段以上の価値を感じている人も多く、毎年人気がある食品です。

シュトーレンはもともとドイツの伝統菓子で、クリスマスまでの1か月間の間に少しずつ食べていきます。だんだん小さくなるシュトーレンを見ながらクリスマスを楽しむための料理です。単なるパンのひとつではなく、クリスマスの楽しみを含んでいると考えると決して高すぎる値段ではありません。

シュトーレンの値段が高い原因とは

クリスマスを楽しみにするためのパンであるシュトーレンですが、何故こんなに値段が高いのか考えられる理由をお伝えします。

①材料が高い

ほとんどで小麦粉で作られているふわふわのパンとは異なり、シュトーレンはさまざまな材料から作られています。ドライフルーツやナッツなどは単価が高いので、どうしても材料費がかさばりがちです。

中に入れるナッツやドライフルーツをケチってしまうと日持ちや味に大きく関係するので、どのシュトーレンもふんだんに使われている場合が多いです。

②手間がかかる

シュトーレンを作るためには、大変な手間がかかります。中には１年以上かけてシュトーレンの準備をしている場合もあるほどです。

シュトーレンを作るには、フルーツをラム酒につけたり、生地を低温発酵させる必要があります。また材料にあるマジパンは、粉末のアーモンドに砂糖、卵白を粉得て飴状のものを作る必要もあります。材料を混ぜて焼けばすぐに完成するパンではないので、その分の手間賃が加算されています。

③伝統的な作り方だから

本場ドイツでは、シュトーレンづくりは資格と法律上の制約があるほどに厳しいルールがあります。小麦粉に対してドライフルーツやナッツ、バターの割合などが決められているほどです。

伝統的な作り方をするほどに安価な価格はむずかしく、シュトーレンは高価な商品が多いです。

安価な製品では、マジパンが含まれていなかったり、保存料が含まれていたり、日持ちが短い可能性があります。あまりに安い商品は本来のシュトーレンの味ではないものもあるので注意しましょう。日本ではドイツのシュトーレンを軽めにアレンジした商品も発売されているので、安価な商品が悪いわけではありません。

シュトーレンが日持ちする理由

シュトーレンは通常1～3か月日持ちする商品です。クリスマスまで楽しみたいならば、どのくらい日持ちするのかをチェックすることも大切です。

シュトーレンが日持ちする理由は以下のとおりです。

シュトーレンはサワー種で生地を作っており、腐敗やカビに強いパン作りをしています。また混ぜ込むドライフルーツやナッツもラム酒につけこんでいるので、アルコールの効果で雑菌を抑えてくれます。

外側の表面もバターで何層にもおおっているので、雑菌の侵入を防いでいます。またバターの酸化を防ぐために、粉砂糖でコーティングし、外から腐敗しないように工夫されています。

シュトーレンの表面の砂糖の白さが透明になってくると賞味期限が近いサインです。その場合は日持ちの目安に関わらず、早めに食べきってしまいましょう。

本場ドイツのシュトーレンは1か月以上日持ちしますが、手作りのシュトーレンの場合は雑菌が繁殖してしまう可能性もあるので、早めに食べきるようにしましょう。市販品であっても、シュトーレンに似た商品であることも考えられるので、日持ちについては確認するようにしてください。

シュトーレンはどこに売ってる？値段の相場も紹介

シュトーレンはパン屋さんに売っていることもありますが、なかなか見つけられないこともあります。よく販売されているお店を紹介するので、気になる人は検討してみてください。

どのお店でも11月ごろから販売開始し売り切れることが多いです。気になる人は見かけたときに買っておくことがおすすめです。

①カルディ

カルディにはミニサイズ（200g）と少し小さめサイズ（500g）のシュトーレンが販売されています。ミニサイズは598円で購入できるので、かなり安い部類のシュトーレンです。

シュトーレンの中では軽めの食感でシナモンの香りもきつくないので初心者でも食べやすい味です。例年シュトーレンの時期に購入しても、翌年の2月まで賞味期限があるので安心して購入できます。

店頭の在庫はあることはありますが、オンラインストアでは売り切れも多いのでご注意ください。

②無印良品

無印良品では、シュトーレンが1個1050円で販売されています。また自分でつくるシュトーレンのキットも販売しているので、興味のある人は手作りもおすすめです。

無印良品のシュトーレンは、有名パン屋「ドンク」が製造しているので味も期待できる商品です。無印良品店舗のみの販売なので、興味のある人は店頭にてご確認ください。

③スターバックス

スターバックスのシュトーレンは、ポーチ等とセットで2160円で販売されます。

今年もスターバックスのシュトーレンを買いました☕

ポーチは巾着型になっていて使いやすそうです。 pic.twitter.com/SMyjUZhRMi

— monique (@moniquro3675) November 4, 2023

毎年ポーチや巾着とセットで売り出されるので、スターバックスファンの中には毎年購入している人も多いです。毎年人気があるので、11月中旬ごろに売り切れ店舗が出てくるので、欲しい人は発売日をチェックしておきましょう。

④成城石井

成城石井では、5種ドライフルーツのシュトーレンが販売されます。2023年の参考価格は2582円です。

成城石井のシュトーレンは甘みやドライフルーツのバランスが絶妙でおいしいと評判です。クリスマスパッケージでかわいいので、しばらく置いておいてもテンションが上がりそうです。

⑤コストコ

コストコでは、本場ドイツのシュトーレンが販売されています。クーヘンマイスターシュトーレンはAmazonや楽天市場でも購入できる人気商品です。

バター・焼きりんご・エーデルマジパン・クリストシュトレンが200ｇずつ入っているので、クリスマスまで飽きずに楽しめます。コストコが近くにない人でもネット購入しているファンも多いです。

⑥ネット通販もおすすめ

人気のあるシュトーレンが食べたい人はネット通販もおすすめです。常温で日持ちもするシュトーレンは通販でも買いやすい商品です。

ロイズやオーセントホテル小樽など有名ショップのシュトーレンや、和栗のシュトーレンなども販売されているので、納得のいく商品選びができます。

→楽天市場で「シュトーレン」を検索する

シュトーレンは冷凍もできる

シュトーレンは冷凍保存も可能です。１センチ程度の厚さで切り分けた後、ラップにつつみ冷凍室にいれてください。

シュトーレンはクリスマス前の2か月間しか販売されていないので、「もっといろいろなシュトーレンが食べたい」という人は買いだめしてゆっくり味わっている人もいます。特に単身世帯では食べきれない人も少なくありません。

シュトーレンはカロリーも1本あたり1000kcalを超えるものも少なくありません。残ったシュトーレンは無理して食べずに、少しずつ解凍して食べたほうがカロリーオーバーを防げます。

シュトーレンがあれば長く楽しめておすすめ

シュトーレンは小さめサイズでも1000円・普通サイズなら2000円程度と値段は高めですが、1度買うと1か月近く長く楽しめるのでおすすめできます。

アドベントカレンダー同様に少しずつクリスマスに向けて楽しめるので、気分もどんどん高まります。

シュトーレンの販売店舗では売り切れ商品も多いので、実店舗で買いたい人は11月中の購入がおすすめです。ネット通販でも購入できるので、人気のシュトーレンが食べたい人はぜひチェックしてください。