アルファ米は体に悪い？過去にあった事例が危険といわれる原因だった！

「長期保存できるアルファ米って体に悪そう…」「食中毒が起こって危険だったって本当？」などの不安がある人のために、アルファ米は危険なのかについて、お伝えします。

結論から言うと、アルファ米の成分や過去の事例を確認しても危険性はありませんでした。

アルファ米は、米を炊飯した後に乾燥させて作る食品で、自分でも作れるほどシンプルな作りなので身体に悪い要素もありません。

今回は、アルファ米に体に悪い成分は含まれているのかについて紹介します！

＼早めの準備が大切／
売り切れる場合もあるから注意しよう

＞＞ふるさと納税で「非常食」をチェックする

アルファ米が体に悪いといわれる理由とは

アルファ米が身体に悪いと言われる理由は、妥当なものは見つかりませんでした。

アルファ米が体に悪いと誤解されがちな理由は、次の3つです。

ついつい不安から「身体に悪い成分が入ってそう」と誤解されることもありますが、危険な要素はまったくありません。アルファ米にありがちな誤解の理由を紹介するので、参考にしてください。

①添加物の有無

アルファ米は防腐剤などがたっぷり含まれていると誤解されがちですが、保存料や防腐剤は使用せずに作られています。

アルファ米には添加物なしで作られている商品も、着色料などが使われた商品もどちらも存在します。たとえば、白飯のみのアルファ米は、うるち米のみの原材料で作られていて、添加物は含まれていません。

添加物が心配な人は、無添加のアルファ米を選ぶといいでしょう。

②栄養について

アルファ米は炊いたご飯を乾燥させたもので、基本的には通常のご飯と同じ栄養素を含んでいます。ただし、保存性を高めるために加工が施されるため、一部の栄養素が失われることもあります。

• 炭水化物の量は通常のご飯と同等
• 一部のビタミンやミネラルが減少
• カロリーは一般的なご飯とほぼ同じ

例えば、通常の白米と比較して、アルファ米にはビタミンB1や食物繊維が若干少なくなっていることがあります。それでも、主食としての栄養価は十分です。

カロリーについても、通常のご飯とほぼ変わらないため、特別に体に悪いわけではありません。

③食中毒の報道

アルファ化米は、過去に食中毒と関連したニュースが報道されたことがあります。

2017年東京都Ｎの高校の防災訓練で食べたアルファ化米のわかめごはんで集団食中毒を置きたことが話題になりました。食中毒の報道が記憶に残っている人は「アルファ化米は食中毒の可能性」と危険に感じている人もいるはずです。

2017年以降食中毒のニュースを考えると、過度に危険視する必要はありません。わかめのウェルシュ菌が原因といわれているので、気になる人はわかめごはんを避けてもよいでしょう。

写真が引用されていたことで、疑いのかかった尾西食品のアルファ米は無関係ということが公表されていました。（参照*尾西食品）

アルファ化米を自分で作る方法もネット上で公開されていますが、十分に気をつける必要があります。

アルファ米の原材料や作り方をチェック

アルファ米の原材料をチェックしてみると、非常にシンプルです。アルファ米で有名な尾西食品を例に原材料や作り方を紹介します。

原材料

尾西食品のアルファ米の原材料は以下のとおりです。

白飯	うるち米（国産）
わかめごはん	うるち米（国産）、味付乾燥具材（食塩、わかめ、砂糖、昆布エキス、でん粉、ホタテエキス）／調味料（アミノ酸等）
五目ごはん	うるち米（国産）、味付乾燥具材（食用植物油脂、醤油、砂糖、乾燥人参、油揚げ、乾燥ごぼう、乾燥椎茸、こんにゃく、食塩）／ソルビトール、調味料（アミノ酸）、酸化防止剤（ビタミンE）、（一部に小麦・大豆を含む）

尾西食品は国産米を100％使用しています。

添加物を気にしない人には人気のある味付きごはん、余計なものを入れてほしくない人には白飯がおすすめです。アレルギー28品目不使用の商品は右上に分かりやすく記載されていて非常に管理しやすいです。

作り方

アルファ米は一度炊飯したお米を乾燥させる方法で長期保存を可能にしています。

アルファ米は、炊いたご飯に熱風を当て、急速に乾燥させて作ります。乾燥によって雑菌の繁殖を防ぐことができます。
また、酸素や水分を通しにくいバリア性の高い包材の使用、脱酸素剤を封入することで食品中の油の酸化を抑えています。乾燥と包材等の効果により長期保存を可能にしており、保存料は使っておりません。

よくあるご質問｜尾西食品株式会社 (onisifoods.co.jp)

乾燥によって雑菌を防いでいるので、身体に悪い成分が添加されているわけではありません。

アルファ米は体に悪い食品ではない

アルファ米は防災食品として優れており、身体に悪い食品ではありません。

過去の食中毒事件が心配な人は大手メーカーなど信頼できる会社からの購入がおすすめです。

ぜひ品切れ前にチェックしてみてくださいね！