ブルーレットは置かないほうがいいって聞いたけど本当?
ときどき言われる「ブルーレットは置かないほうがいい」という噂について徹底検証してみました。
結論としては、ブルーレット製造元である小林製薬は外部の試験機関や器具への試験をとおして、トイレ部品や浄化槽に影響がないことを確認しています。
修理業者の意見や賃貸オーナーの意見もあるので、最終的には自己責任で判断することがおすすめです。
今回は、ブルーレットは置かないほうがいいのかについて紹介します。
- ブルーレットは置かないほうがいいといわれる理由について
- 賃貸でブルーレット使用禁止の理由とは
- ブルーレット以外でトイレ掃除をラクにする方法
ブルーレットを置かないほうがいい理由とは?
ブルーレットをトイレタンクに置かない方がいい理由は、いくつかあります。
これらの意見の中には、すぐに解決できるものや修理業者側の意見で明確な根拠が見つからないものもありました。
ブルーレットを置かないほうが必ずいいわけではないので、いろいろな意見を参考にしてみてくださいね!
排泄物が見えなくなるから
ブルーレットを使用すると水が青く染まるため、排泄物の確認がしにくくなるから使わないほうがいいという意見があります。
排泄物の色は健康管理する上で大切な判断基準のひとつです。青色に染まるブルーレットならば「血便の発見が遅れる」などのリスクは少なからずあるといえます。
ただ大切な点は、すべてのブルーレットが青く染まるわけではありません。ブルーレットドボンでは青い水が流れる商品もありますが、現在販売されている商品の多くは無色の水です。
排泄物の確認がしたい人は無色の水が流れるブルーレットを選びましょう。
青の色素が付着してしまうことも防げるから無色がお気に入りだよ!
トイレの部品が痛むから
ブルーレットを使うと「トイレタンク内の部品が劣化する」と言われた人がいることも、ブルーレットを使わないほうがいいと言われる理由のひとつです。
「ブルーレットを使うと部品の劣化が早まって故障するリスクがある」はあくまでトイレの修理業者側の意見ですが、実際に言われた人は、SNSでも複数見つかりました。
青色の水が流れるブルーレットは業者ウケがかなり悪そうだった……
部品が痛むリスクに関しては、ブルーレットの製造元である小林製薬は公式サイトでも説明がありました。
トイレの配管やタンクの器具への影響について、試験を実施しており、使用方法通りにご使用いただければ、影響がないことを確認しています。
ブルーレット溶液にトイレの各部品と同じ種類の材質片を浸漬し、傷めたり劣化しないことを確認しています。
ブルーレットがタンク内の器具を傷めたり、劣化させたりしませんか? | ブルーレット(共通)
製造元である小林製薬はブルーレット使用による部品劣化を否定していました。
部品の劣化に関しては、経年劣化や他の洗剤の可能性なども考えられます。
固形タイプでは詰まる例があるから
ブルーレットの固形タイプは、時折タンク内で溶け残り、詰まりの原因になることがあります。
この溶け残りが排水口に詰まると、トイレ全体の水流に影響を及ぼすことがあります。詰まりが発生すると、水が溢れる可能性があり、すぐに修理業者を呼ぶ必要があります。修理価格は1万円以上かかることも……。
実際に「ブルーレット固形タイプが詰まっていたので取ってもらった」という人もいるので、この意見に関しては修理業者の信ぴょう性は高そうです……。
ですが、使用者の使い方が間違っている可能性もかなり高いので一概には言えません。
- いれてから約3分は水を流さない
- 定着しない間に流すと排水溝につまる可能性がある
- 水道管と反対側の隅に落下させる
- 水流が強い場合はまれにつまる場合があるから水流を調整する
- 内ブタのあるタンクや節水型タンクでは使用できない
上記のルールを守らないと詰まる可能性があります。
思ったより使い方のルール多いな……
金銭的に負担があるから
ブルーレットは定期的に使用する必要があるので、金銭的リスクが高くなります。
ブルーレット置くだけを使った場合にかかるお金を考えてみます。
- ブルーレットを置くだけを1個400円と仮定する(ネット通販の価格参考)
- 推奨される交換期間は3~4週間おきなので、25日ごとに交換と仮定する
上記の仮定で計算した場合は、1年間でブルーレットが14.6個必要になり、合計で5,840円かかる計算になります。
「ブルーレットを置き始めてからトイレの黒ずみが明らかに減った」などの意見もあるので、自分自身でコスパを考えてみましょう。
ブルーレットはなぜ賃貸で禁止されているのか
賃貸物件では、ブルーレットの使用が禁止されている場合があります。
これは、オーナー側が修理費用や管理の手間を避けるための対策と考えられますが、明確な根拠がある可能性はない可能性もあります。
オーナー目線では得がない
ブルーレットの使用によるオーナー目線からのメリットはまったくありません。
「ブルーレットを使用できないから入居しない」という人はほとんどいないので、オーナーがブルーレットを禁止しても損をすることはありません。
- 過去にブルーレット使用のトラブルがあった
- 色素が付着していて汚れ落としに困った
- 修理業者から部品劣化の噂を聞いた
このような可能性を考えると、賃貸物件で禁止していてもおかしくありません。
賃貸物件のトイレと適合していない
ブルーレットの適用条件と賃貸物件のトイレがあっていないから禁止している可能性もあります。
たとえば、ブルーレットドボンでは、節水型タンクや内ブタのあるタンクでは使用できないと明記しています。また簡易水洗トイレでもおすすめされていません。
浄化槽を使用しているから?
地方や一部の賃貸物件では、トイレの排水が浄化槽に流れるケースもあります。
では、ブルーレットが本当に浄化槽に使用してはいけないのかを公式サイトで確認してみました。
ブルーレットは、外部の試験機関で試験を実施しています。
ブルーレット使用時に環境省が定める浄化槽の基準を満たしており、浄化槽への影響がないことを確認していますので安心してご使用ください。
ブルーレットは浄化槽の素材を傷めたり、バクテリアに影響を与えたりしませんか? | ブルーレット(共通)
ブルーレットの製造元である小林製薬では、浄化槽の場合でも使っていいと明記しています。
「ブルーレットが浄化槽の菌を殺してしまう」という噂もあるので、賃貸物件のオーナーが嫌がる原因になっているかもしれません。
ブルーレット以外でトイレ掃除をラクにする方法
トイレ掃除するためにブルーレット使いたいのに、ほかに方法はあるの?
トイレ掃除をラクにするためにおすすめのブルーレットを使わずに、トイレ掃除をラクにする方法があるのかを確認してみました!
3つの方法を紹介するので、自分に合った方法を見つけてみてくださいね!
スタンプタイプを利用する
スタンプタイプのトイレ洗浄剤は、タンク内の部品を傷める可能性がないのでおすすめです。
スタンプタイプは直接便器内にとりつけるので、タンクの中を洗浄成分が通ることはありません。浄化槽や排水部分へのリスクは変わりませんが、タンク内の劣化リスクが気になる人におすすめです!
ハイジェニックケミフリーを利用する
「ハイジェニックケミフリー」は、化学薬品を使わずにトイレを清潔に保てる新しいタイプの掃除アイテムです。
設置するだけで、細菌やカビの繁殖を抑え、長期間にわたってトイレを清潔に維持します。しかも5年も効果を持続させることができるので、ブルーレットに金銭的負担を感じていた人や化学薬品の使用に抵抗がある人や環境に配慮したい人におすすめです!
プロにお願いする
トイレ掃除はプロにお願いすると、かなりきれいになるのでおすすめです!
しかも便器内だけでなく、トイレの床や壁までピカピカにしてくれるので、気になるにおいや尿汚れからも申し込むだけで解放されます。トイレ掃除が苦手だからブルーレットを使っていた人に特におすすめです。
便器のフチとか気になるけど掃除するのは本当に苦手……
でも、「ハウスクリーニングは高いしなぁ……」とあきらめていたんですが、トイレのみのハウスクリーニングならかなり安いです!
単価が1万円以下と低単価なので、あまりやっている業者が少ないのですが、下記の2社なら対応してくれるので詳細確認がおすすめです!(時期によって変わっている可能性はあります)
正直この値段で、トイレ掃除のプレッシャーから解放されるのはかなり嬉しいです。
きれいなトイレを掃除するのはいいんだけど、汚れがたまったトイレは正直しんどい……。
まとめ|ブルーレットを置かないほうがいい理由とは?
今回は、ブルーレットを置かないほうがいい理由について紹介しました。
- ブルーレットを置かないほうがいい理由は修理業者の意見が多い
- 公式見解ではブルーレットを使っても部品劣化はしない
- ブルーレットドボンは使い方を間違えると詰まる可能性はある
- 金銭的負担も安くないのでプロにお願いすることを検討してもいいかも
ブルーレットを置くだけを置かないほうがいい理由は、「修理業者に部品が劣化する」と言われたからという人が多かったですが、公式の試験結果とは異なっていました。
ブルーレットドボン(固形タイプ)は公式サイトでも「使い方を間違えると詰まる」と記載されているので、どうしてもブルーレットドボンを使いたい人は詰まらせないように、使いかたをよく確認しましょう。
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